泳ぐカルシウム「いわし」

【管理栄養士】KSN

2018-10-2

<いわしの栄養について>

いわしは、血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きのあるEPA、脳の働きを良くするDHAなどの不飽和脂肪酸を多く含んでおり、生活習慣病の予防にも効果があると言われています。 また、細胞の生まれ変わりを助け、髪や肌の健康を保ったり、口内炎の予防にも役立つビタミンB2が豊富に含まれています。 ビタミンB2は、脂質の代謝にも関わっており、老化をまねく過酸化脂質の発生を抑える働きがあります。
さらに‘泳ぐカルシウム’と言われるほど、カルシウムが豊富な魚としても知られています。 カルシウムは、骨や歯をつくるのに欠かせない栄養素ですが、そのカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDも豊富に含まれていますので、骨粗鬆症の予防にも効果的だと言えます。

成長期のお子様やご高齢の方には特におすすめの食材ですね。 たっぷり含まれているカルシウムを上手に摂るには、やはり骨ごと食べるのが一番です。 梅干しと一緒に煮込む‘いわしの梅煮’は、梅干しの酸で骨まで軟らかくなり、丸ごと食べることが出来ますよ。

KSN管理栄養士)

【HP】https://www.ksn.kyoto/

<過去のコラム>
■9月9日「重陽の節句」に食べるもの
http://www.soccer-teachers.com/News/view/eiyousi01/227
■天然のスポーツドリンク「すいか」
http://www.soccer-teachers.com/News/view/eiyousi01/222
■森のバター「アボカド」
http://www.soccer-teachers.com/News/view/eiyousi01/213