【管理栄養士】KSNのニュース
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【新発売】KSN新商品「Lifeline(ライフライン)」
【管理栄養士】KSN
2020-6-7
アスリートを最高のパフォーマンスへつなぐための生命線として天然由来の原料にこだわった、体にやさしいゼリータイプのサプリメントです。 運動中に飲⽤してもべたつかない、さっぱりゆず味。 トップアスリートから小さなお子様まで幅広い年代の方にお飲みいただけるよう、安心・安全へのこだわりが詰まっています。 Lifeline(ライフライン) https://ksn.kyoto/lifeline/
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ノロウイルス予防を心がけよう!!
【管理栄養士】KSN
2019-1-25
患者数が1月にピークを迎える『ノロウイルス感染症』の予防には、手洗い・うがいが大切だと言われています。 <ノロウイルス感染症とは> ノロウイルスを原因として引き起こされる急性胃腸炎のことです。年間を通して発生しますが、主に冬場に多発し、1月頃にピークを迎えると言われています。このノロウイルスは、手指や食品を介して経口で感染し、人の腸管内で増殖します。乾燥や熱、アルコールなどの消毒剤に対する抵抗力があり、感染力も非常に強く、少量のウイルスでも感染・発症するのが特徴です。さらに、長期に免疫が成立しないため何度も感染してしまう恐れがあります。 感染しても、健康な状態であれば軽症で済む場合もありますが、小さなお子様やご高齢の方、さらには免疫機能が低下している時には重症化してしまうケースもあるようです。 主な症状は、【腹痛】【下痢】【吐き気】【嘔吐】で、潜伏期間は約12〜48時間と言われています。症状が出ている時はもちろん、感染しているにも関わらず症状がでない「不顕性感染」にはさらに注意が必要です。症状が出ていなくても便などにウイルスが排出されている場合があり、自覚のないまま感染源となっていることもあるのです。特に食品を取扱う方では十分な注意が必要となります。 <ノロウイルスの予防法> ①『手洗い』 手を洗っていない状態では、100万個以上のウイルスが手についていると言われています。そこから15秒間水で洗い流すと、約1万個程度までウイルスが減ります。さらに、ハンドソープを使って10秒間もみ洗いし、15秒間洗い流すと数百個になり、これを2回繰り返すことで、さらに数個にまで減らすことが出来ます。 【洗い方のポイント】 □手のひらと甲 □指先、指の間、指のつけ根 □手首 の順番に丁寧に洗うことです!特に親指とつけ根は、重点的に洗いましょう。 ②『消毒』 調理器具などは、洗剤を用いて十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムでしっかりと拭くことで、ウイルスを失活させることが出来ます。 ③『加熱』 一般的に、ウイルスは熱に弱いといった特徴があります。ただし、ノロウイルスを失活させるために必要な加熱条件について、正確な数値はないそうです。 目安としては、同じようなウイルスであれば、85℃以上で、1分間以上の加熱を行えば、失活するとされています。また、ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃〜90℃で90秒以上の加熱が望ましいと言われています。 (KSN管理栄養士)
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泳ぐカルシウム「いわし」
【管理栄養士】KSN
2018-10-2
<いわしの栄養について> いわしは、血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きのあるEPA、脳の働きを良くするDHAなどの不飽和脂肪酸を多く含んでおり、生活習慣病の予防にも効果があると言われています。 また、細胞の生まれ変わりを助け、髪や肌の健康を保ったり、口内炎の予防にも役立つビタミンB2が豊富に含まれています。 ビタミンB2は、脂質の代謝にも関わっており、老化をまねく過酸化脂質の発生を抑える働きがあります。 さらに‘泳ぐカルシウム’と言われるほど、カルシウムが豊富な魚としても知られています。 カルシウムは、骨や歯をつくるのに欠かせない栄養素ですが、そのカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDも豊富に含まれていますので、骨粗鬆症の予防にも効果的だと言えます。 成長期のお子様やご高齢の方には特におすすめの食材ですね。 たっぷり含まれているカルシウムを上手に摂るには、やはり骨ごと食べるのが一番です。 梅干しと一緒に煮込む‘いわしの梅煮’は、梅干しの酸で骨まで軟らかくなり、丸ごと食べることが出来ますよ。 (KSN管理栄養士)
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9月9日「重陽の節句」に食べるもの
【管理栄養士】KSN
2018-9-3
今回のテーマは、9月9日「重陽の節句」に食べるものについてです。 ~重陽の節句とは、五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の1つ~ 古来、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考えられていました。その奇数が連なる日を祝ったことが始まりで、めでたい反面、悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄払いもしていました。 なかでも一番大きな陽数が重なる9月9日を、陽が重なることから、“重陽の節句”と定め、不老長寿や繁栄を願う行事をしてきました。 この行事は、中国から伝わったもので、平安時代に宮中行事として取り入れられました。 当時は、中国から伝来したばかりの菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄払いや長寿祈願をしていました。 この行事が時代とともに民衆にも広がり、江戸時代には、五節句の1つになりました。 民衆に広がる頃には、収穫祭の意味合いも込めた行事となり、菊以外にも、秋に収穫される「栗」や「茄子」も食べるようになったと言われています。 <五節句> 1月7日の人日の節句 “七草の節句” 3月3日の上巳の節句 “桃の節句” 5月5日の端午の節句 “菖蒲の節句” 7月7日の七夕の節句 “笹の節句” 9月9日の重陽の節句 “菊の節句” 重陽の節句は、“菊の節句”とも呼ばれ、「菊」が主役の節句です。 ※一部“栗の節句”とも言われます。 菊は、古来より薬草としても用いられてきており、現代でも漢方では、重要な食材として扱われています。 <菊について> ◎熱を鎮めたり、炎症を抑える作用 → 喉の腫れや痛みを伴う風邪や頭痛 ◎目の疲れも癒す作用 → 眼精疲労や充血、ドライアイなど目の諸症状 ◎解毒作用 → 吹き出物や腫れ物がある時 ビタミンやアミノ酸、ポリフェノールなど様々なものを含んでいることから、上記のような効能をもつと考えられています。 また、香りの成分のリラックス効果から、免疫機能の維持にもつながると言われます。 重陽の節句では、食用菊(菊花)を使ったものを食べます。菊酒が主となりますが、特に決まりはないようです。 ・菊酒(日本酒に菊花をちらして、菊の香りを楽しむ) ・菊花のお浸し(好みの材料とお浸し、菊花のみお浸し) ・その他(味噌汁、おすまし、天ぷら) 様々な楽しみ方があるようです。先ほども少しお話ししましたが、栗(栗ごはん)や茄子(焼き茄子や茄子の煮びたし)も重陽の節句に食べられています。 管理栄養士KSN
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天然のスポーツドリンク「すいか」
【管理栄養士】KSN
2018-8-8
(管理栄養士KSN) ■今回のテーマは「すいか」 について 「すいか」は野菜でもあり、果物でもあります! 農林水産省では、2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするものを「果樹」とし、果物として扱います。そのため、果物と呼ばれることの多いいちごやメロン、すいか(いずれも一年生草本植物)などは野菜として扱います。野菜として扱いますが、果物として認識されることが多いため、「果実的野菜」という表記をしています。 <すいかの栄養について> すいかは体を冷やす食べ物として知られており、なんと90%以上が水分です。夏場に起こりやすい脱水には、水分はもちろん、汗と共に失われるミネラル類を補給する必要がありますが、すいかはミネラルなどの栄養素も多く含んでおり、天然のスポーツドリンクとも言われます。ここではすいかに含まれる栄養素についてみていきましょう。 【主な栄養素】 ◎カリウム 細胞内外の水分量の調節に関わっています。また、筋肉の働きをコントロールしたり、血圧の調整にも関わります。カリウムは多くの食品に含まれるため、ダイエットなどで偏った食生活をすることなく、通常の食事をしていれば、不足しないと言われていますが、下痢や汗をかいた時などは排出が多くなり、不足しがちになります。 ◎βカロテン 緑黄色野菜などに多く含まれ、強力な抗酸化力をもつ栄養素です。体内では必要量に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や目の健康をサポートします。 ◎リコピン(=リコペン) 強力な抗酸化力をもつ栄養素です。βカロテンと同じカロテノイドの一種ではありますが、こちらは体内でビタミンAには変換されません。 ◎シトルリン アミノ酸の一種で、利尿作用があり、体内の老廃物の排出をサポートします。シトルリンはすいかから発見された成分であり、すいかの学名 Citrullus lanatus から名づけられたものです。昔は腎臓病に効くとされ、果汁を煮詰めて薬として使われていたそうです。 ◎ビタミンC 肌を日焼けから守り、皮膚に大切なコラーゲンの合成にも関わります。 ここでは主な栄養成分についてご紹介しましたが、その他にもマグネシウムや亜鉛など普段の食事で不足しがちな様々な栄養素が含まれています。 これこそ「天然のスポーツドリンク」と言われる由縁です! https://www.ksn.kyoto/ <過去のコラム> ・森のバター「アボカド」http://www.soccer-teachers.com/News/view/eiyousi01/213
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森のバター「アボカド」
【管理栄養士】KSN
2018-7-3
(管理栄養士KSN) ■今回のテーマは、森のバターと呼ばれる食材「アボカド」について アボカドの成分のうち最も多いのが脂質で、その量はなんと、100g中18.7gにもなります。アボカドが「森のバター」と呼ばれるのはこのためです。 脂質には様々な種類のものが存在しますが、アボカドに含まれるのは、血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを減らしたり、血栓を防ぐ働きがある不飽和脂肪酸の一種‘オレイン酸’です。オリーブオイルの主成分と言うと、イメージしやすいかもしれません。 また、アボカドにはビタミン類も豊富に含まれており、特に多いのがビタミンA、E、Cです。これらのビタミンは、ガンや生活習慣病の予防に必要とされる抗酸化作用があることで知られています。 さらに、カリウムや鉄、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。なかでも、カリウムの含有量はとても多く、カリウムを多く含むことで知られるバナナと比べても倍量含まれています。 カリウムは、ナトリウムを体外に排出してくれますので、高血圧やむくみの予防に役立ちます。 近年は、塩分の摂りすぎが指摘されていますので、積極的な摂取が望まれる栄養素のひとつでもあります。他にも、食物繊維が豊富に含まれており、その量はなんとゴボウに匹敵します。 そんなアボカドは、「世界一栄養価の高い‘果物’」としてギネスブックにも載っています。 https://www.ksn.kyoto/
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バランスのよい食事とは?
【管理栄養士】KSN
2018-6-28
いつもの食事を思い出してみましょう! 主食、主菜、副菜は揃っていますか? <まずは主食、主菜、副菜を揃えましょう!> ●主食… ごはんやパン、めん類など ( 主にエネルギーのもとになる食品 ) ●主菜… 魚や肉、たまごや豆腐( 主に体をつくるもとになる食品 ) などを多く使ったメインのおかず ●副菜… 野菜やきのこ、いもや 海藻類( 主に 体の調子を整えるもとになる食品 ) などを多く使ったおかず <次は、食材について考えてみましょう !!> 『まごはやさしい』 ま…まめ ご…ごま は… ( わ ) かめ、海藻類 や…やさい さ…さかな し…しいたけ、きのこ類 い…いも 肉や卵、乳製品などは 、意識しなくてもたくさん食べていると思います。それとあわせて、「まごはやさしい」の食材を選んで食べると、様々な栄養素を摂ることができます 。 まずは、 頭文字が何の食材か 覚え 、毎日の食事の時に思い出すところから始めましょう。 KSN:https://www.ksn.kyoto/