KSN Kyoto Sports Nutrition (スポーツ栄養)(けいえすえぬ)
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今回のテーマは「スイカ」の栄養
スポーツ栄養
KSN Kyoto Sports Nutrition (スポーツ栄養)
KSN(スポーツ栄養)
2024-7-5
答え・・・「スイカ」は野菜でもあり、果物でもあります! 農林水産省では、2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするものを「果樹」とし、果物として扱います。そのため、果物と呼ばれることの多いいちごやメロン、スイカ(いずれも一年生草本植物)などは野菜として扱います。野菜として扱いますが、果物として認識されることが多いため、「果実的野菜」という表記をしています。 <スイカの栄養について> スイカは体を冷やす食べ物として知られており、なんと90%以上が水分です。夏場に起こりやすい脱水には、水分はもちろん、汗と共に失われるミネラル類を補給する必要がありますが、すいかはミネラルなどの栄養素も多く含んでおり、天然のスポーツドリンクとも言われます。ここではスイカに含まれる栄養素についてみていきましょう。 【主な栄養素】 ◎カリウム 細胞内外の水分量の調節に関わっています。また、筋肉の働きをコントロールしたり、血圧の調整にも関わります。カリウムは多くの食品に含まれるため、ダイエットなどで偏った食生活をすることなく、通常の食事をしていれば、不足しないと言われていますが、下痢や汗をかいた時などは排出が多くなり、不足しがちになります。 ◎βカロテン 緑黄色野菜などに多く含まれ、強力な抗酸化力をもつ栄養素です。体内では必要量に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や目の健康をサポートします。 ◎リコピン(=リコペン) 強力な抗酸化力をもつ栄養素です。βカロテンと同じカロテノイドの一種ではありますが、こちらは体内でビタミンAには変換されません。 ◎シトルリン アミノ酸の一種で、利尿作用があり、体内の老廃物の排出をサポートします。シトルリンはスイカから発見された成分であり、スイカの学名 Citrullus lanatus から名づけられたものです。昔は腎臓病に効くとされ、果汁を煮詰めて薬として使われていたそうです。 ◎ビタミンC 肌を日焼けから守り、皮膚に大切なコラーゲンの合成にも関わります。 ここでは主な栄養成分についてご紹介しましたが、その他にもスイカにはマグネシウムや亜鉛など普段の食事で不足しがちな様々な栄養素が含まれています。 これこそスイカが「天然のスポーツドリンク」と言われる由縁です!
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森のバター「アボカド」
スポーツ栄養
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2024-7-5
アボカドの成分のうち最も多いのが脂質で、その量はなんと、100g中18.7gにもなります。 アボカドが「森のバター」と呼ばれるのはこのためです。 脂質には様々な種類のものが存在しますが、 アボカドに含まれるのは、血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを減らしたり、 血栓を防ぐ働きがある不飽和脂肪酸の一種‘オレイン酸’です。 オリーブオイルの主成分と言うと、イメージしやすいかもしれません。 また、アボカドにはビタミン類も豊富に含まれており、特に多いのがビタミンA、E、Cです。 これらのビタミンは、ガンや生活習慣病の予防に必要とされる抗酸化作用があることで知られています。 さらに、カリウムや鉄、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。 なかでも、カリウムの含有量はとても多く、カリウムを多く含むことで知られるバナナと比べても倍量含まれています。カリウムは、ナトリウムを体外に排出してくれますので、高血圧やむくみの予防に役立ちます。 近年は、塩分の摂りすぎが指摘されていますので、積極的な摂取が望まれる栄養素のひとつでもあります。他にも、食物繊維が豊富に含まれており、その量はなんとゴボウに匹敵します。 そんなアボカドは、「世界一栄養価の高い‘果物’」としてギネスブックにも載っています。